
春日部駅東口徒歩7分、整体のお店「陸と月」です。
今回はうちの目玉メニューAll in One180分コースのお話です。
もちろん短時間の施術でも、可能な限り最大限の結果がでるように施術を心がけていますが、
ロングコースでは、私が一番重要視しているのは、
「どれだけ自律神経のバランスを整えるために、身体のゆがみをとるか?」ということを重視しています。
で、「180分=3時間! なにすんの」ってことですが、
当初、色々盛り込んだものを180分のなかでやっていこうと思ってたんですが、
本日の実際に施術では、結果として、揉みほぐし、ストレッチ、骨格調整、腸もみ、頭の揉みほぐしといった一般的な整体のみでしっかり3時間使いました。
結果、むくみも取れて、顔も小さくなり、表情も穏やか、プロポーションもまるでよい。ととても満足いただけました。
なぜそうなるの?
それは僕が超絶技術の高い施術者だからではありません。
おそらく「身体の仕組みの理解」×「具体的な施術」の整合性がとれているからだと考えます。
ここからは、私の整体観に基づいて、感じたままに考えます。
いわゆる「正しい姿勢=きれいな姿勢」は、全身でバランスよく重力や各部位の重さを支えます。
しかし物理的、精神的なストレスで自律神経が交感神経優位な状態が長期化すると、
血管は収縮して血流が下がります。内臓もあまり活動的ではなくなります。筋肉も硬くなります。
代謝も落ちて、熱量も下がります。そうなると内分泌系は乱れ、免疫系も弱まります。
そうなると、どこも悪くはなにが、調子がいいわけではない状態になります。
「なんかやたらと疲れる」状態になります。
そうすると長時間同じ姿勢だったり、自分にかかる重力を支えられない姿勢だと、
重さを負担するバランスが崩れ、各部位は役割を果たすために、可動性を犠牲にして、安定を確保します。
安定させるために過剰に力んでいるか、支えるための適切な筋力を発揮できないぐらい配置が違うと
痛みやしびれ、重だるさが生じます。不快症状の場所は必ずしも無理をしている場所と同じとは限りません。
そうなると、体幹部が一本の柱のように体を支えるのではなく、本来支える役割でない筋肉が、
身体を支えるので非常に疲労します。当然関節部分にゆがみが出て、骨格も全体のバランスを欠きます。
そして、疲労は当然脳に伝えられますが、脳へつながる神経は、背骨のすき間から全身へ張り巡らされています。
しかし無理な姿勢が生じていると、神経が出ていくすき間が筋肉やほかの組織で圧迫されているので、ノイズが入りうまく情報が脳へ伝達されないので、脳は疲れてしまいます。
さらに、身体の軸があちこちにぶれているので、その補正にも脳は疲れます。
長期間疲れているのに、修正する術がないので、低いレベルで安定維持するしかなく、もはや健康で快適な状態をもたらす、正常な姿勢に戻ることが出来ません。
いわば負の無限ループです。
その負の無限ループを解消するために、筋肉を緩め、主だった関節部分と体幹部の骨格のゆがみをとります。
同じ個所の調整を2~3回することもあります。全体がゆるませてから、また局所を調整して全体のゆがみの解消していくイメージです。
骨・筋肉だけにとどまらず、ゆがみを一つ一つ緩和していき、
関連する部位の関係性を整えていく、身体の全体性を回復させる、そんなイメージです。
なので長丁場でもやることはいっぱいあるのです。そして施術は楽しいです。