
肩が痛くて眠れなかったっていうお客様がいたので、肩のいたみについてしばらく書きますね。
あなたの肩はいましっかりと動きますか?
すぐ出来る簡単な検査は、
立って(座っててもいいです)、腕をだらんと下げた状態から大きく回して、頭上高くで合掌してみましょう。
1)耳がしっかりと腕が付きますか? ついてたら”〇”です。
2)肘が伸びきらなかったり、手が頭上ではなく前方に出ていませんか?
2)なら、残念ながら可動域としては正常ではないことが考えられます。ごめんなさい。”✖”です。
ともに、肩の可動域に制限が掛かっている状態です。
そして、身体のほかの部分にも影響が出ている可能性大です。
まずよく聞くのが、40肩、50肩。これはお医者様ですと『肩関節周囲炎』と言われるそうですね。30代でもなったりしますよね。
肩関節の周囲の筋肉や腱、靭帯などが炎症を起こして痛みが出ます。
特にケガをしたりとかでなくて起こります。
肩関節は関節のジョイントがボール状で良く動くのですが、動きやすいがゆえにたくさんの筋肉・腱・靭帯で支えられています。
そう、肩関節はとても繊細なんです。
日頃から、知らず知らずのうちに負担がかかる動作や姿勢でいると物理的にストレスがかかり、炎症を起こしてしまいます。
症状としては、可動域制限と痛みです。
痛み始め(急性期)当初は、夜寝ていても痛みがあります。急性期は炎症を起こしているので、冷やして安静にしていることが大切です。
3日(72時間)経つと、一般的には炎症は収まるといわれています。
しかし安静時に痛みがあれば、まだ炎症がまだ続いていると考えられますので、安静にして冷やすことが必要です。
炎症が収まったなら、今度は徐々に動かすのが良いようです。
そうしないと修復に、カルシウムが集まってきますが、筋肉・腱・靭帯は、動かさないと固まってしまいます。
四十肩、五十肩のお客様で、2,3年たったら自然となおった(痛みが消えた)とおっしゃる方がいますが、可動域は制限されています。
要は、痛みが出ない範囲内で動かさないようにしているのです。
それが長期間続くと、周りの筋肉・腱・靭帯・骨格までが動かさないですむかたちになってしまうので、他の関連部位に可動域の悪化が起こります。
たとえば、肩甲骨が巻き肩になる、猫背、ストレートネック、骨盤が開いて後ろに倒れる。
O脚。外反母趾。頭痛。
それによって、体型の変化、動きづらいので疲労しやすい、頭痛、肋骨が開かないので呼吸が浅く、
睡眠の質の悪化、気の塞ぎなどが習慣的に起こる原因にもなります。
※最近よく聞かれるようになった「慢性炎症」との関連で、「一度よくなったのに、最近また痛くなってきた」という状態になることが考えられます。
慢性炎症は腸内環境で改善できるといわれているので、骨格・筋肉・睡眠・自律神経だけでなく、食事の仕方、食べるもの、調味料などを見直してみるといいですね。
増やしたいものは、プロバイオティクス、プレバイオティクスなどの善玉菌、善玉菌のエサの食物繊維、タンパク質。
減らしたいものは、小麦(グルテン)、人工甘味料、果糖ブドウ糖液糖(ブドウ糖果糖液糖)、糖質。
小麦に関しては、うつや認知症などの、脳神経疾患にも影響があるという研究があるようですが、
僕は小麦大好きなので、食べたいときは、食べます。ま、専門外なので、肩ひじ張らずに、1週間単位で身体の調子をみながらメンテしてます。
でも、簡単に2~3キロ痩せるのと、食欲は抑えられます。ご興味あれば、整体コースにて。
四十肩、五十肩にお話を戻します。
身体が何となく動かなくなる、硬くなるは、筋肉の組織自体が高くなったりする意味では、加齢と言えますが、
放置せずに良くない習慣をひとつずつでも改善していけば、
20年後30年後の健康寿命を延ばすことにもつながると信じています。
もっとも簡単なホームケアとしては、姿勢をよくして、とにかく回すことです。
スピードはゆっくりでいいので、痛い-痛くないのギリギリラインを探して、
背泳ぎするみたいに大きく毎日1分廻してください。
「効いてる気がする」なら気が向いたらやりましょう。1年位かけるくらいの気分でいれば、よくなります。
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